検査員が選ぶ!ワンデー(1day)コンタクトレンズ乱視用おすすめ3選
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検査員が選ぶ!ワンデー(1day)コンタクトレンズ乱視用おすすめ3選
今回はワンデー(1day)乱視用のコンタクトレンズについて紹介したいと思います。
ワンデータイプのコンタクトレンズの使用は、ケアも不要で毎日の取り扱いも非常に簡単ですし、それでいて衛生面でのトラブル率も低くなるのでおすすめです。
しかし、コストのことになると毎日新しいレンズにするということは必然的に使用枚数も増えますので高くつきます。
手間を惜しまず、コストを抑えるなら2weekタイプがおすすめですが、管理がしっかりできる自信がない方や、2weekタイプのコンタクトレンズでアレルギーなどの目のトラブルにあったことがある方はワンデータイプのコンタクトレンズを選びましょう。
過去記事をも合わせてご覧ください。
乱視の解説はこちらに書いています。
それでは紹介していきます。
MyDay toric(マイデイトーリック)
クーパービジョンから発売されているMyDay toricです。
なんといってもワンデーコンタクトレンズ乱視用としては国内で唯一のシリコーンハイドロゲル素材を使用しています。
このあとで紹介するレンズとは酸素透過率は段違いです。
レンズデザインが合うようであれば、それに加えて乱視度数、乱視軸が合うようであれば第一選択にして良いと思います。
特徴をまとめておくと、
乱視用レンズは目の中でレンズが回転しないようにするために、レンズに厚みがあるところと、薄いところをつくり、その比重でレンズが回転しないように工夫されています。
工夫されているといっても厚みがでることは装用感の悪さに繋がることもありますので、付け心地の確認は眼科でしっかりとしてくださいね。
また、乱視の軸がしっかりとあっていなければブレの解消どころか、余計に見えにくくなってしまうこともありますので、乱視があるからとむやみに乱視用レンズにするのではなく、しっかりと合わせてもらいましょう。
このあたりの説明がしっかりとできない検査員ははずれです。
乱視用レンズは特殊レンズです。
検査員の技術もある程度必要なので、このあたりの説明をテンション高くしてくれる人は、視力矯正のことをよく分かっている人ですから、そういった方にあたれば当たりですね。
うっとうしがられない程度によく話してみると良いでしょう。
ワンデーアキュビューモイスト乱視用
続いては、ジョンソンエンドジョンソンから発売のワンデーアキュビューモイスト乱視用です。
素材はハイドロゲル素材のため、酸素透過率は31とMyDay toricに遠く及びませんが、乱視軸の多さと遠視度数までカバーしているので多くの方に合わせられる規格が存在します。
乱視用レンズの中では比較柔らかいレンズなので、装用感の良さも得られやすいと感じています。
まとめると、
- 酸素透過率は31
- 乱視軸は10°、20°、60°、90°、120°、160°、170°、180°
- 乱視度数は-0.75、-1.25、-1.75、-2.25
- 遠視度数あり(+4.00まで)
- UVカットあり
乱視度数と乱視軸の組み合わせは、すべてのパターンがあるわけではないですが、とにかく他メーカーと比べて多くの人の目に合わせられるレンズです。
薄くて柔らかいからか、乱視軸の安定があまりよくない印象がぼくにはあるのですが、実際に合わせている限りではあまり失敗はしないですね。
デイリーズアクアコンフォートプラストーリック
こちらはAlconから発売のデイリーズアクアコンフォートプラストーリックです。
商品としては、上のワンデーアキュビューモイスト乱視用と似たような特徴となりますが、ネットの販売価格は一番控えめです。
まあコスパの良いレンズということです。
- 酸素透過率26
- 乱視軸20°、90°、160°、180°
- 乱視度数-0.75、-1.25、-1.75
- 近視度数が-8.00までしかない
- 遠視度数あり(+4.00まで)
- UVカットはなし
乱視用レンズとしては本当に平均的なレンズだと思います。
悪いところもない分、合わせが可能ならコスパは一番良いレンズではないでしょうか。
近視度数が-8.00までなので、モイスト乱視用(-9.00まで)やMyDay toric(-10.00)と比べると強度近視には対応しきれない場合があります。
さいごに
ワンデーコンタクトレンズ乱視用は、日常使用ならコスト面では一番贅沢な使い方になります。
でも毎日目の中にいれるものなので、コストよりも品質の良いレンズを清潔に使いたいって方には以上のレンズを参考にしてもらえたらと思います。
ただし、乱視用コンタクトレンズは特殊レンズなので、興味のあるレンズがありましたら、まずは眼科へ行って、装用テスト、レンズフィッティングの確認(乱視軸も)、視力確認をしっかりとしてもらいましょう。
検査員の方にも、しっかりと話をして無駄な乱視度数を入れないように注意してくださいね。