口コミの良いワンデーアキュビューオアシスVSデイリーズトータルワン徹底比較
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口コミの良いワンデーアキュビューオアシスVSデイリーズトータルワン徹底比較
2017年8月現在で、ソフトコンタクトレンズの中で最高峰じゃないかと思われる、こちらの2つの商品を比較しておきたいと思います。
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ジョンソンエンドジョンソン
ワンデーアキュビューオアシス
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アルコン
デイリーズトータルワン
どちらもワンデータイプのコンタクトレンズですが非常に良い商品だと思います。
眼科の検査員であるぼくは、どちらも使い試したことがありますので今回はその使用感についてなど比較したいと思います。
しかし、コンタクトレンズというのはいくら性能が良かったり、他人の評価、評判、口コミが良かったとしても、自分の目に合うかどうかは分かりません。
キチンと眼科へ行って、度数だけではなくレンズのフィッティングが合っているか、付け心地が問題ないかなど確認しましょう。
コンタクトレンズ処方箋をもっていれば、店舗であってもネットであっても購入する方法は自由です。
レンズスペック
商品自体の性能を比較します。
ワンデーオアシス | トータルワン | |
素材 | シリコーンハイドロゲル | |
酸素透過率 | 121 | 156 |
UVカット | あり | なし |
含水率 | 38% | ※33% |
ベースカーブ | 9.0/8.5 | 8.8/8.5 |
度数 | +5.00~ -12.00 |
-0.50~ -12.00 |
直径 | 14.3 | 14.1 |
酸素透過率
コンタクトレンズの性能を語る上ではこの酸素透過率が一番重要な部分になってくるのですが、酸素透過率は使っていて自分にとって何か特別に実感できることはありません。
酸素透過率が高いから、乾かないとか疲れないとかではありませんのでご注意ください。
コンタクトレンズはマスクをしている状態と同じようなものです。
瞳の呼吸を妨げないようにするためにはこの酸素透過率がより高いほうが裸眼に近い状態というわけです。
酸素透過率では圧倒的にデイリーズトータルワンが優れています。
新素材シリコーンハイドロゲルは酸素透過性の高い素材なので、そういった意味では、ワンデーアキュビューオアシスの酸素透過率が低いというわけではありません。
シリコーンハイドロゲル素材が出る前までのソフトコンタクトレンズの素材では酸素透過率はせいぜい10~40くらいまでしかありませんでしたので、それと比べればどちらもワンデーアキュビューオアシスの酸素透過率が低いというわけではなく、デイリーズトータルワンが圧倒的に高いと思うほうが良いかもしれません。
UVカット
これはもう入っているか、入っていないかだけのことですし、UVカットも装用感などには影響を及ぼすことではありませんが、紫外線予防をコンタクトレンズ選びの優先順位として上位に考えている方は結構多くいます。
この点では、ワンデーアキュビューオアシスというかジョンソンエンドジョンソンの特徴がでてきます。
ジョンソンエンドジョンソンから発売されているコンタクトレンズにはすべてUVカットが備わっています。
デイリーズトータルワンにUVカット機能があれば、こんな比較はしなくていいのかもしれませんが、こういったところがコンタクトレンズの選択肢は増やしてしまうところですね。
含水率
この数値は、乾燥などに繋がってくる要素の一つとなります。
含水率とはレンズに含まれる水分量のことなのですが、どちらも30%台です。
これはソフトコンタクトレンズとしては低めの数値で低含水レンズに分類されます。
低含水レンズの特徴としては、
良い点…変形しにくい、汚れがつきにくい
悪い点…高含水レンズに比べ、装用感がわるい(硬めのため)
ということがあげられますが、これに関してはどちらのタイプも対策が施されています。
ワンデーアキュビューオアシスについては、少ない水分量ながら涙を逃しにくく、乾きにくい性質になる技術が採用されています。
デイリーズトータルワンについては、レンズの中心をシリコーンハイドロゲル、レンズの外側を水分量80%の素材で包み込むという技術が採用されています。
ここの比較は、個人によって感じ方は違ってくるので、絶対にどっちかがおすすめってことはできませんが、個人的な比較した結果でいえば、ぼくはデイリーズトータルワンのほうが終日快適に使うことができました。
いずれにしても、低含水レンズの弱点の対策はとられています。
レンズの乾燥は、装用感だけではなく、見え方のぼやけなども生じます。
あまりレンズ性能だけに頼るということはせずに、必要に応じて点眼や装着液を使うなど、レンズが乾かないように管理、予防してあげることが大切です。
ベースカーブ/度数/直径
比較しておく点としては度数の部分で、遠視用レンズがあるのはワンデーアキュビューオアシスだけということです。
近視が強い方にも、比較的ハイパワーまで対応ができますので、合わせる側としても心強いですね。
ただし今のところ、どちらも乱視用レンズはありません。
ベースカーブについてはどちらも2種類用意があります。
大体数値が大きいほうから合わせますが、カーブが目の形に沿わなければ数値の小さなカーブを合わせることもできます。
2種類カーブを持っているレンズは、いずれかで合わせればいいので他メーカーへの離脱を防ぐことができます。
さいごに
今回比較したレンズはどちらをとっても非常に性能の良い商品であることに間違いはありません。
細かなところで、性能に差がありますので、そこが決め手になる方はそれで合わせればよいと思います。
どちらも気になる方は、眼科で両方とも装用テストをしてみるといいのではないでしょうか。
文章だけでは分からない、付け心地の差などを実感することができれば、その良い方を選べばいいわけです。