バイオフィニティ|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
バイオフィニティ|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
ここではクーパービジョンの2週間使い捨てレンズ、バイオフィニティについて、眼科検査員から見たおすすめポイントなど紹介しながら詳しく解説したいと思います。
眼科で実際にコンタクトレンズユーザーから聞いたレンズの評価や正直な感想、そして眼科検査員であるぼく自身の評価も含めて、良い点・悪い点などをまとめてみましたので、レンズ選びの参考にしてください。
今よりもっと安くレンズを買いたい…と考えている方は、このページで通販サイトの価格比較も行っていますので、ぜひ見てみてください。
バイオフィニティのおすすめポイント
商品スペックはこちら
商品名 | バイオフィニティ |
種類 | 2week(近視、遠視) |
素材 | Comfilcon A(シリコーン) |
含水率(%) | 48.0 |
酸素透過率(DK/L) | 160.0 |
ベースカーブ(BC) | 8.60 |
度数(P) | +5.00~-12.00 |
直径(DIA) | 14.0 |
中心厚(T) | 0.08 |
ネット通販おすすめ | |
備考 |
バイオフィニティXR 度数-12.50~-20.00 |
バイオフィニティは、世界シェア3位・国内シェア2位のメーカー、クーパービジョンが製造・販売を行なっている2週間交換タイプのコンタクトレンズです。
実はこの製品、これまでの常識を覆す、革新的な2週間レンズなのです。
今までのシリコーンハイドロゲルレンズは、従来の非シリコーン系レンズよりも数倍も多く酸素を通し目に優しいという長所がある一方、レンズがやや硬く、メイク汚れや皮脂汚れが付きやすいという短所がありました。
その課題克服に10年の歳月をかけ開発されたのが、バイオフィニティで採用されている新素材「ナチュラルウエッタブルシリコーンハイドロゲル」。
この新素材のすごい所は、今まで他の製品が表面加工コーティングや内部潤滑剤でなんとかしてきた「潤い感」「汚れのつきにくさ」「レンズの柔らかさ」といった課題を、レンズの素材一つで克服してしまったところです。
バイオフィニィティは、レンズの素材そのものがみずみずしくツルツルで、シリコーンなのに表面の水濡れが良く、微生物や毎日のメイク汚れが付きにくく落ちやすいので、清潔で快適な装用感が2週間先までしっかり続きます。
長時間スマホやパソコンを使用する方や、皮脂汚れ・メイク汚れに悩んでいた方、花粉症やアレルギー持ちの方には特におすすめですね。
他にもバイオフィニティは、レンズ仕様が同じバイオフィニティXRというレンズで、-12.50D~-20.00D(0.50Dステップ)まで対応しているので、強度近視の方にもおすすめの製品です。
また、バイオフィニティは含水率48%と高いまま、トップクラスの酸素透過率(160!)も実現している点が、他の2週間交換レンズと明らかに異なり、新しい!と言えるでしょう。
ふつう酸素透過率が高いと、レンズは硬くなる傾向にありますが、このバイオフィニティは、独自素材の「親水性シリコーンマクロモノマー」に水分を多く含ませることで、角膜への負担を軽減しつつ柔らかなつけ心地を実現しています。柔らかさはアキュビューオアシスに近く、ぼくの個人的な感想としては、装着感は非常に良いです。
レンズデザインもかなり工夫されていて、厚みを抑えた丸くなめらかなレンズエッジが涙の交換をスムースにしてくれるので、まばたきのたびに起きるはずの乾燥感がかなり軽減されています。
更に前面非球面のレンズで眼の球面収差を補正しているので、シリコーンハイドロゲル素材の他のレンズに比べて、バイオフィニィティの方がやや見やすくなっています。
現在競合する商品としては、下記の2点が挙げられます
これらの商品は、シリコーンハイドロゲル素材の2週間交換レンズの中で、比較的柔らかめのレンズに分類されています。
眼科で聞いた感じでは、特に装用感の良さで評価の高いアキュビューオアシスと比較する方が多かったです。バイオフィニティとアキュビューオアシスは、レンズの柔らかさ(弾性率)も同程度ですので、似たレンズとして比較対象にする方が多いのでしょう。
しかし、ほとんどの方が、アキュビューオアシスより良い!と、バイオフィニティに軍配を上げています。
その理由の一つが潤いキープ力です。
アキュビューオアシスは夕方になると乾燥による目の不快感(シパシパ感・ショボショボ感)が出てくるという方が、バイオフィニティ二変更されたことで夕方でも裸眼と間違えそうになるほどの装用感を保てたという感想をもらったこともあります。
もう一つの理由は形状保持性です。
バイオフィニティはアキュビューオアシスと同程度の柔らかさを備えつつ、レンズにややコシを持たせて形状保持性を高めているので、ふにゃふにゃしすぎて取り扱いづらいという元・オアシスユーザーからの支持を多く集めていました。
バイオフィニティの口コミから評判を徹底チェック
それでは、ぼくがコンタクトユーザーの方たちから実際に聞いた、バイオフィニティの評価を見ていきましょう。
コンタクトレンズは相性があるので、良い口コミも悪い口コミもありますが、ユーザーの正直な感想はどちらも重要な情報ですので、ぜひ迷った時の参考にしてみてください。
良い口コミ
- 潤いたっぷりでプニプニ柔らかくて、とにかく着け心地が良い
- 乾燥・ゴロゴロ感・汚れ・曇りなどの悩みから解放された
- 最長17時間つけましたが、全く乾きを感じなかった
- 表面がなめらかで違和感が少ない
- アキュビューオアシスと同じくらい装着感が良い
- オアシスよりややコシがあり、2週間最後までへたることなく使用できる
悪い口コミ
- 表面がつるつる滑りやすいので、やや外しにくい
- 目に張り付く感じが合わなかった
- 他の2週間交換レンズと比べて割高
口コミでの評判まとめ
乾いたりゴロゴロしたりしない、深夜まで装着していてもしんどくないと、とにかく高評価が多い、バイオフィニティ。
ありそうでなかった、「汚れにくさ」「潤い」「柔らかさ」の三拍子が揃った初めてのレンズです。
本当に、このバイオフィニティに関しては眼科でも悪い評価がほとんど聞こえてきません。
せいぜい、表面が滑りすぎて外しにくい、ということくらいです。
実はぼくも同意見で、潤いキープ力、装着感の良さ、汚れにくさ、見えやすさなど、全てにおいて、それまで使っていたレンズを圧倒的に凌駕する感じで、ちょっとこれはすごいぞと驚きました。
良い口コミと悪い口コミを比較すると言っておきながら、バイオフィニティは良い点ばかり紹介する形になってしまいましたが、コンタクトレンズの装着感というのは個人差がありますので、ここで紹介した評価はあくまでご参考程度に。
眼科検査員のぼくとしては、実際にサンプルレンズを色々と試されて、ご自分に合うレンズを見つけてほしいなと思います。
しかし正直、いちコンタクトユーザーとしては、このレンズはぜひ一度試してみて欲しいですね。
レンズデザインと予算に合えば、現状で最高レベル、おすすめのレンズです。
バイオフィニティの通販価格を比較
ぼくがおすすめするネット通販サイトの価格比較をしておきましょう。
価格は更新されることがありますので、あくまで目安と思ってください。
1箱 |
2,470円 (送料無料) |
2,880円 (送料800円込) |
2箱 (3か月) |
4,860円 (送料無料) |
|
4箱 (6か月) |
9,560円 (送料無料) |
9,280円 (送料1,000円込) |
6箱 (9か月) |
||
8箱 (12か月) |
18,520円 (送料2,000円込) |
|
バイオフィニティは、国内のネット通販サイトには取り扱いがありません。
海外発送ですがレンズラボが送料無料でおすすめです。
使い慣れていてまとめ買いならレンズモードもありですね。
さいごに
クーパービジョンのバイオフィニティの解説をしてきました。
2017年にはボシュロムからアクアロックスというレンズが発売されており、バイオフィニティのライバルになるレンズ性能ではないかなと感じています。
今のところ国内での実績はバイオフィニティが上ですし、レンズ価格も落ち着いてきていますので性能・値段のバランスとしてはバイオフィニティは個人的にもおすすめです。
【遠近両用】プロクリアワンデーマルチフォーカル|おすすめポイントと口コミ、ネット通販価格比較
【遠近両用】プロクリアワンデーマルチフォーカル|おすすめポイントと口コミ、ネット通販価格比較
クーパービジョンから発売されているワンデータイプ遠近両用コンタクトレンズ、プロクリアワンデーマルチフォーカルについて解説していきたいと思います。
クーパービジョンは今では2週間交換型のバイオフィニティが多くの方に使用されており、またワンデータイプでもシリコーンハイドロゲル素材のマイデイも登場したことから、国内シェアは2位にまで上り詰めているメーカーです。
また大手のコンタクトレンズ販売店でもクーパービジョンのレンズは推されていたりするのでこのあたりがシェアを伸ばしている理由かと思います。
眼科検査員として、実際にクーパービジョンの各レンズは評判も良いので多くの方に合わせやすいという印象をもっています。
今回はクーパービジョンの中からワンデー遠近のプロクリアワンデーマルチフォーカルのおすすめのポイントや、使用者の口コミ、ネット通販価格を比較してまとめていきたいと思います。
プロクリアワンデーマルチフォーカルのおすすめポイント
まずは商品スペックから。
商品名 | プロクリアワンデーマルチフォーカル |
種類 | 1day(遠近両用) |
素材 | Omafilcon A(非シリコーン) |
含水率(%) | 60.0 |
酸素透過率(DK/L) | 22.8 |
ベースカーブ(BC) | 8.70 |
度数(P) | +5.00~-10.00 |
加入度数(ADD) | +1.50 |
直径(DIA) | 14.2 |
中心厚(T) | 0.09 |
ネット通販おすすめ | |
備考 |
レンズ素材について
プロクリアワンデーマルチフォーカルは、近視用レンズのプロクリアワンデーの遠近両用バージョンです。
なので、素材の特徴はプロクリアワンデーと同じということです。
プロクリアワンデーは別名ワンデーアクエアPRO-Cともいわれていましたが現在は名前が統合されています。
現在はシリコーンハイドロゲルレンズが酸素透過率が高いレンズとしてレンズ素材の優位性をもっています。
プロクリアワンデーの素材は、非シリコーン素材ではありますが生態模倣の技術を採用し、人体に馴染みやすいという特徴があります。
酸素透過というのは、使用者にとって自覚ができないものではありますが、生態模倣の素材(PCハイドロゲル)は自覚のできる特徴があります。
- 目に馴染みやすい(装用感◎)
- レンズが汚れにくい
- レンズ変形が少ない(乾燥の影響少)
酸素透過率の数値は22.8とシリコーン素材のレンズからすると見劣りしてしまいますが、装着感の良さや乾燥に強いというのは、毎日の使用や長時間の使用のときに、見え方以外のストレスを減少させる部分なので、ここがおすすめのポイントになります。
しかし、素材のことでいえば、現在では同じように生態模倣の技術で高酸素透過のレンズがボシュロムから発売もされています。
【遠近両用】バイオトゥルーワンデーマルチフォーカル|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
また、シリコーンハイドロゲル素材でワンデー遠近両用を考えたいという方には、アルコンから発売もあります。
デイリーズトータルワン遠近両用|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
プロクリアワンデーマルチフォーカルは2013年8月からの発売、バイオトゥルワンデーマルチフォーカルは2016年9月、デイリーズトータルワン遠近両用は2017年7月からの発売と、素材はどんどん良くなっているということですね。
遠近の設計について
プロクリアワンデーマルチフォーカルで特徴的なことは、近くを見るために必要な加入度数が1つしかない(+1.50)ということです。
うえにあげた、バイオトゥルワンデーマルチフォーカルは加入度数は2パターンあります。
またデイリーズトータルワン遠近両用は3パターンあります。
パターンが多ければ必ずしも良いというわけではありませんが、これによって同一商品での合わせ方も変わってきます。
プロクリアワンデーマルチフォーカルの加入度数+1.50というのは、複数の加入度数のパターンを持っている他のレンズの加入度数のおよそ中間程度の数値となります。
加入度数の数値が大きくなるほど、見え方の幅は広がりますが、全体的な見え方のボヤケも生じやすくなるのが、現在のソフトコンタクトレンズの遠近両用タイプの弱点の部分です。
加入度数+1.50という数値はわりと絶妙なところで、初めて遠近両用にするという方には、比較的近くを見ることの満足が得られやすい数値です。
しかし、遠くを見る視力が思った以上に奪われてしまう方には向いていません。
一方で、プロクリアワンデーマルチフォーカルを使い慣れている方がさらに近くの見え方が悪くなってしまった時(老眼の進行)は、結局遠くに合わせている度数を下げざるを得ないので、やはり遠くを見る視力の妥協点を再検討しなければいけなくなります。
検査員として合わせる側の印象としては、加入度数がワンパターンなので話の展開があまり広がらないため、シンプルな合わせができます。
現在では他メーカーからも多くのワンデータイプ遠近両用レンズがでているので、プロクリアワンデーマルチフォーカルがダメでも違う種類を試してみてもいいと思います。
簡単にいえば、プロクリアワンデーマルチフォーカルで遠くの見え方の満足が得られなければ、もう少し加入度数の弱い他メーカーを、近くの見え方がダメなら他メーカーの加入度数が強いレンズをってことです。
実際のところ、遠近両用が初めてという方には、ある程度評価の良い感触はありますので、加入度数+1.50のワンパターンが遠方、近方の見え方のバランスに絶妙な設計なんだろうなということです。
プロクリアワンデーマルチフォーカルの口コミから評判を徹底チェック
遠近両用のワンデーも各メーカーから出揃ってきています。
眼科では各レンズ使用者のレンズの評判を直接聞くことができますので、口コミ情報として一部紹介します。
良い口コミ
- 他の遠近両用と比べて遠くの見え方が安定していた
- 装着感もよく、遠近の見え方も及第点
悪い口コミ
- 老眼が進行した際に度数調整の選択肢がなかった
- ややはずしにくい
口コミでの評判まとめ
リピートの使用者の方からはだいたいこんな感じの口コミの評判が挙げられます。
やはり無難な遠近両用なレンズではないかなと思いますし、少し前ならワンデーの遠近両用ならとりあえずプロクリアワンデーマルチフォーカルからやってみて…という感じでしたし。
上でも話したとおり、現在ではバイオトゥルーワンデーマルチフォーカルやデイリーズトータルワン遠近両用などからテストすることが増えてきていますが、遠近両用レンズに関しては、素材云々の前に遠近の見え方が最重要視の部分だと思いますので、リピートの方が無理やり新しいレンズに変える必要はないと思います。
ネット通販サイト価格比較
リピートの方など、ネット通販での購入を考えている方に、おすすめのサイトを紹介します。
価格は更新されることがありますので参考程度にしてくださいね、もちろん定期的に更新はします。
レンズラボ(30枚1箱)
両眼 | レンズ代 | 1箱あたり | 送料 | 合計金額 | |
1箱 | 3,380円 | 無料 | 3,380円 | ||
2箱 | 1か月 | 6,680円 | 3,340円 | 無料 | 6,680円 |
4箱 | 2か月 | 13,280円 | 3,070円 | 無料 | 13,280円 |
海外発送ですが価格と送料無料が魅力です。
取り寄せで納期が少しかかりそうですが急がない方には良いかと思います。
安いレンズ(30枚1箱)
両眼 | レンズ代 | 1箱あたり | 送料 | 手数料 | 合計金額 | |
1箱 | 3,480円 | 999円 | 157円 | 4,636円 | ||
2箱 | 1か月 | 6,980円 | 3,480円 | 999円 | 313円 | 8,272円 |
4箱 | 2か月 | 13,920円 | 3,480円 | 無料 | 626円 | 14,546円 |
6箱 | 3か月 | 20,880円 | 3,480円 | 無料 | 940円 | 21,820円 |
8箱 | 4か月 | 27,440円 | 3,430円 | 無料 | 1,235円 | 28,675円 |
こちらも海外発送ですが、4箱以上で送料無料です。
そのかわり、1箱あたりに手数料が上乗せされます。
さいごに
クーパービジョンのプロクリアワンデーマルチフォーカルを紹介しました。
遠近両用レンズはいきなりネット通販などで購入することはおすすめしませんので、初めての方はキチンと眼科での処方をしてもらってくださいね。
処方箋があったり、2回目以降のリピートなら価格を重視しても良いかとは思います。
遠近両用は特殊レンズですので、なかなか価格も高いと思いますが、まずは見え方やレンズフィッティングが重要なので安易な選択は色々無駄になってしまうこともありますのでご注意を。
【アイコフレワンデーUV】新色グレイスメイク登場で4色展開、おすすめポイントと通販価格比較
【アイコフレワンデーUV】新色グレイスメイク登場で4色展開、おすすめポイントと通販価格比較
国内メーカーのシードから発売されているワンデータイプのサークルレンズ、アイコフレワンデーUVから新色グレイスメイクが発売されましたので、新色をくわえた4色を紹介していきたいと思います。
まだ新色グレイスメイクはネット通販などでは購入できないと思うので、新色をすぐに試したいという方は眼科へ行くことをおすすめします。
素材などは他の3色と変わらないので、アイコフレ使用者の方には問題なく使用できるはずです。
アイコフレワンデーUVのおすすめポイント
まずは商品スペックから。
商品名 | アイコフレワンデーUV |
種類 | 1day(サークルレンズ) |
素材 | HEMA+EGDMA(非シリコーン) |
含水率(%) | 38.0 |
酸素透過率(DK/L) | 24.0 |
ベースカーブ(BC) | 8.70 |
度数(P) | +3.00~-12.00 |
直径(DIA) | 14.0 |
中心厚(T) | 0.05 |
ネット通販おすすめ | |
備考 |
UVカット機能付
|
アイコフレワンデーUVのレンズ素材について
サークルレンズなので素材の話をしてしまうと、透明(クリア)レンズとの比較で随分見劣りしてしまいます。
ワンデータイプのカラー/サークルレンズは非シリコーンの素材ばかりなので、その中で比較をしていけば、アイコフレワンデーUVは酸素透過率は上位になります。
ざっと特徴を挙げると、
- 酸素透過率は大手メーカーと大差ない
- 薄型レンズ
- UVカット機能
- 非イオン性、低含水
色の話の前に、素材について解説しておきます。
酸素透過率については、ワンデータイプのカラー/サークルレンズではワンデーアキュビューディファインモイストがトップですが、その数値は33.3です。
アイコフレワンデーUVの24.0もあまり大きな差ではありません。
現時点でワンデータイプの酸素透過率はこのくらいの数値なんですね。
レンズデザインは、中心厚0.05ミリと他と比較してかなり薄型の部類に入ります。
レンズ周辺部も、シード独自の「スムース・エッジ・デザイン」という技術でなめらかに仕上がっています。
実際に処方をしていても、アイコフレワンデーUVの装着に関しての強い違和感をいわれるケースというのはほとんどありませんので、多くの方に良い装用感が得られるデザインだと思います。
レンズの機能は、UVカット機能はシードのレンズにはだいたい付いています。
また、非イオン性、低含水レンズは汚れに強い特徴と、乾燥時のレンズ変形が少ないという特徴になります。
コンタクトレンズとしての性能という点では、酸素透過率こそ平凡ですが、実際の使用感にあたるレンズが薄いことや、自覚にはでにくいですが、UVカットや非イオン性素材という特徴からすると、なかなか良いレンズだといえるのではないでしょうか。
レンズカラーの特徴と注意点
次に色について解説します。
その前に、カラー/サークルレンズでよく問題に取り上げられるのは、レンズから色が落ちてきたとか、正しい認識がないまま使うことで眼障害を起こしてしまうなど報道や、ネット界隈で騒いでいたりします。
当然ながら、使用者に求められることは、カラーレンズとか関係なく正しいコンタクトレンズの使い方をするということです。
アイコフレワンデーUVはワンデータイプなので一度目から外したら再度装用することはしないでくださいね。
なぜ、カラコン使用者にトラブルが多いといわれているかといえば、視力矯正目的で使っていない方も多く、オシャレ目的で正しい使い方を知らないまま、勝手な解釈で使用してしまっている方の割合が多いからだと思っています。
もちろん、透明(クリア)レンズであっても、おかしな使い方をしていれば目のトラブルのリスクは当然高まります。
カラコンだからではなくて、使用者の認識が甘いからトラブルが起きやすいと思えばいいんじゃないかなと。
というのも、アイコフレワンデーUVに限らず、現在あるほとんどのカラー/サークルレンズはキチンと国の認可を通っているレンズです。
レンズの作りも着色部分が目に触れないよう、素材-カラー-素材とサンドイッチ状の構造(インナーカラー構造)となっています。
基本的に、ワンデータイプとして正しく1回で使い切れば色落ちなどはしないはずです。
ぼくは眼科検査員なので、カラーやサークルレンズのテストを楽しみに眼科へ来られる方にも、この部分だけはちゃんと伝えたいのですが、やはり中には認識が低いままというか、ちゃんと話を聞いてくれない方がいるのも感じています。
この記事を読んでくださっている方には、トラブルを起こさず、カラコンを楽しんでいただきたいと思っています。
では、気を取り直して色の解説をしていきます。
ベースメイク
サークルレンズが初めてという方におすすめの色がこちらのベースメイクです。
色味も日本人の茶目に馴染みやすく着色部もあまり大きくないので、自然に馴染みやすいとおもいます。
慣れてくると物足りなくなってくるかもしれませんがそんな方は、下のリッチメイクなどに切り替えていくといいんじゃないかなと思います。
実際に処方していても一番多く合わせているのが、ベースメイクです。
ナチュラルメイク
黒系の色は結構黒目の印象が強くなります。
やさしい印象のベースメイクと比較して凛々しいというか、人によってはきつめの印象に感じてしまうようです。
サークルレンズ全般にいえるのですが、黒系の色は、なんとなくやってみるというより使いたいという目的がはっきりしている方が購入していく印象があります。
このあたりは色の強さにも現れているのかもしれませんね。
リッチメイク
ベースメイクで物足りなくなってきた方や、他メーカーを使用していてもっと印象的な色味を出したいという方には、リッチメイクがおすすめです。
深みのある茶系で、着色部も大きく、外径も広いので好まれる方が多いですね。
今までの3色のなかでは一番エレガントな雰囲気を出してくれる色味です。
グレイスメイク
新色グレイスメイクは、黒系のナチュラルメイクよりは少しトーンが落ちますが、着色外径が大きくきつめの印象が抜けるので、より上品な女性の雰囲気をだしてくれます。
まだ発売間もないので、院内での感じしかわからないのですが、ナチュラルメイクよりは黒系が気になる方にも試しやすいんじゃないかなという印象があります。
アイコフレワンデーUVの通販価格比較
ぼくがおすすめするネット通販サイトの価格比較をしておきましょう。
価格は更新されることがありますので、あくまで目安と思ってください。
アイコフレは1箱10枚入りと30枚入りがありますのでご注意ください。
カラーやサークルレンズは透明(クリア)レンズと併用される方もいると思うので、少量でいいという方は10枚パックなどはありがたいですよね。
日常使用の方は、まとめ買いで安くなります。
さいごに
今回は、アイコフレワンデーUVに新色グレイスメイクが出たので4色まとめて紹介しました。
新色はまだ評価はできませんが、気になる方は眼科で色のテストをしてみてください。
あとは、やっぱりカラコン、サークルレンズは使用者の正しいレンズの取り扱いの認識が必要です。
もちろん、キチンと使っているかたの方が多いと思いますが、医療機器としての認識が薄い方が透明レンズよりも多いのも事実です。
安全に楽しんで頂けるよう、取り扱いには十分注意してくださいね。
【エアオプティクスEXアクア】1ヶ月交換型のメリット、デメリットについて
【エアオプティクスEXアクア】1ヶ月交換型のメリット、デメリットについて
アルコンから発売のエアオプティクスEXアクアについて解説していくと同時に1ヶ月交換型のメリットとデメリットも説明していきたいと思います。
エアオプティクスEXアクアは旧名O2オプティクスとして結構古くからあり、2012年から現在の名称に変更されています。
エアオプティクスEXアクアのおすすめポイント
エアオプティクスEXアクアはシリコーンハイドロゲル素材のレンズとしてはダントツの酸素透過率を誇ります。
まずは商品スペックから。
商品名 | エアオプティクスEXアクア |
種類 | 1month(近視、遠視) |
素材 | Lotrafilcon A(シリコーン) |
含水率(%) | 24.0 |
酸素透過率(DK/L) | 175.0 |
ベースカーブ(BC) | 8.40/8.60 |
度数(P) | +5.00~-10.00 |
直径(DIA) | 13.8 |
中心厚(T) | 0.08 |
ネット通販おすすめ | |
備考 | 旧名 O2オプティクス |
やっぱり高い酸素透過率
エアオプティクスEXアクアの最大の特徴は酸素透過率175.0という圧倒的な数値を誇るとこです。
発売当初(O2オプティクス)は、他にシリコーン素材のレンズがなく、シリコーンレンズを使いたいという方が指名買いに来院されることもありました。
海外で先行で発売されており、海外名はNighat&Dayといい、名前からして想像がつくかもしれませんが連続装用を可能とするレンズでした。
連続装用とは、新品レンズ開封から1ヶ月間レンズを外さずに、寝ている時も含めて装用しっぱなしの状態のことです。
国内でも認可上、連続装用は可能となっています。
当然ながら、連続装用はあまりいいことはありませんのでおすすめしませんし、必ず医師とは相談をすることをすすめます。
連続装用の状態は、目の負担が大きく、例えばレンズへの汚れの付着などによる衛生面の問題、涙もレンズに奪われやすいことからの乾燥などが考えられますよね。
汚れが残っている状態では、レンズの酸素透過率も下がっていきます。
せっかくの高酸素透過性のレンズなのですから、素材の質を維持するためにも、同時に自身の目の負担を増やさないためにも1日終わりにはレンズを外してケアをする、「終日装用」にすることは、強くおすすめします。
含水率はメチャクチャ低い
酸素透過率が高いことに関係してきますが、レンズの含水率はソフトコンタクトレンズとしては、これまたダントツで低い数値です。
含水率が低いことの特徴は、
- 素材が硬い
- 汚れがつきにくい
- 乾燥に強い
ということがいえます。
ただし、含水率24.0%というのはかなりの低さです。
現在流通している使い捨てコンタクトレンズなら、ほぼ30%以上の含水率はあります。
含水率が0になれば、それはハードレンズになるのですが、一番ハードレンズに近い含水率ということです。
あ、といっても装用感は完全にソフトレンズなので、あくまでもソフトレンズとして素材が硬めであると考えてください。
まあでも、もしシリコーン素材が硬いという印象をもっている方は、シリコーン素材として先発で登場した、このエアオプティクスEXアクアとワンデーアキュビュートゥルーアイ、メダリストプレミアのせいじゃないかなと思っています。
現在のシリコーン素材のレンズは、素材の硬さをなるべく感じさせない含水率や表面処理がされていますので、新しいシリコーン素材のレンズを考えたいという方は、以下のレンズなんかがおすすめです。
ワンデーアキュビューオアシス|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
ボシュロム アクアロックスは最強の2weekレンズになるか?試しました!
含水率が低いことは、汚れた水分を溜め込みにくくなることから「汚れに強い」といわれるわけですが、エアオプティクスEXアクアはさらに、レンズ表面にプラズマコーティングを施すことで、さらにレンズ汚れに強い素材となっています。
1ヶ月交換型のメリットとデメリット
酸素透過率はダントツなエアオプティクスEXアクアですが、現在ダントツで人気があるかといえば、正直そうでもないです。
現在は使い捨てレンズを使っている方のほとんどが、1日使い捨て(ワンデー)タイプか、2週間交換(2ウィーク)タイプなんですね。
眼科検査員としてレンズ合わせをしていても、1ヶ月交換型を希望される方は少数派です。
とりあえず、ぼくが思う1ヶ月交換型のメリット、デメリットをあげてみます。
メリット
- 交換時期が分かりやすい
- エアオプティクスEXアクアを使いたい
デメリット
- ワンデー/2ウィークと比べ衛生面の問題
- 乱視や遠近両用などがない
メリット/デメリットまとめ
眼科や販売店で1ヶ月交換型を希望される方のほとんどが、交換時期がわかりやすいからということを理由に挙げられます。
ケアが必要ということで、2週間交換型と比較したときに、2週間の終わりを把握しておらず、ついつい期間を超えてしまっている(オーバーウェア)ということからの対策で1ヶ月交換を選ぶ方は結構います。
体感として、現在は、逆にワンデーにするというかたの方が多くなってきているように思います。
あとは、ハードレンズや長期型のソフトレンズを使っている方に、検査員としてこちらから1ヶ月交換型をすすめるパターンもあります。
ハードや長期型のソフトを使っている方にとっては、1ヶ月という期間の方が管理しやすいのと、長期型のレンズを使っている方からすれば、1ヶ月交換型でも十分衛生的だからという、ぼくの勝手な思いからなんですけどね。
つぎに、酸素透過率重視の方がエアオプティクスEXアクアを使いたいからという理由で1ヶ月交換タイプにするということです。
まあ、これは特に説明は要らないと思います、指名買いです。
デメリットの部分として衛生面のことをあげましたが、やはり現在はワンデーや2ウィークが主流で、そこからの1ヶ月交換型への変更を、ぼくはあまりおすすめしていません。
ワンデーならこれ以上、衛生的な使い方はありませんし、種類も随分そろってきていますからそこから合ったレンズを探してあげる方がいいと考えるからです。
2ウィークを使っている方も、管理期間が倍になるということは、やはり衛生面は低下すると考えられるので、交換時期がわからないならワンデーにした方がいいと思っています。
あとは、エアオプティクスEXアクアには近視用と遠視用の度数が用意されていますが、乱視用や遠近両用レンズはありません。
1ヶ月交換型は全メーカーが発売しているわけではないので、種類の選択肢があまりないのもデメリットかなと思います。
エアオプティクスEXアクアの通販価格を比較
ぼくがおすすめするネット通販サイトの価格比較をしておきましょう。
価格は更新されることがありますので、あくまで目安と思ってください。
1ヶ月交換型のレンズコストは2週間交換型と同じです。
枚数が少ないからといってもコストメリットはありませんのでご注意ください。
さいごに
今回はエアオプティクスEXアクアから1ヶ月交換型のレンズのメリットとデメリットを紹介しました。
エアオプティクスEXアクア自体は非常に素材性能が高いのですが、期間の長さや素材の硬さなど考える部分もあるかと思います。
何度も言いますが、ワンデーや2ウィークでドンドン新商品が出てきていますから、発売当時のような選択肢が少ないという状況ではありませんので、やはり衛生面などを考慮すれば交換サイクルは早い方がいいんじゃないかなというのがぼくの考えです。
【遠近両用】デイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカル|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
【遠近両用】デイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカル|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
アルコンから発売されているデイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカルについて、おすすめのポイントや口コミ、通販価格を解説していきます。
遠近両用のワンデーとしては比較的古いレンズになります。
その分、昔からのユーザーも多くいると思いますが、レンズ代も安定していますし、個人的には遠近の見え方などの評価も悪くないと感じています。
現在アルコンは、デイリーズトータルワン遠近両用を発売し、上位レンズとして圧倒的なレンズ素材の良さを誇っていますが、遠近両用としての度数分布のデザインは同じなので、遠近を試してみたい方には、安価で使えるんじゃないかなと思います。
デイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカルのおすすめポイント
商品のスペックは以下の通りです。
商品名 | デイリーズアクアコンフォートプラス マルチフォーカル |
種類 | 1day(遠近両用) |
素材 | Nelfilcon A(非シリコーン) |
含水率(%) | 69.0 |
酸素透過率(DK/L) | 26.0 |
ベースカーブ(BC) | 8.70 |
度数(P) | +5.00~-10.00 |
加入度数(ADD) | LO (+1.25) MED(+2.00) HI(+2.50) |
直径(DIA) | 14.0 |
中心厚(T) | 0.10 |
ネット通販おすすめ | |
備考 |
レンズ素材は、古くから使われているアルコンのデイリーズアクアと同じ素材のため酸素透過率はあまり高くはありません。
デイリーズアクアが進化したものが、デイリーズアクアコンフォートプラスですが、素材が同じで、保存液に改良が加わったということです。
そしてデイリーズアクアコンフォートプラスの遠近両用タイプが今回の主役となります。
現在もデイリーズトータルワンを除く、アルコンのワンデータイプのレンズは比較的に格安で購入することができます。
そのため、そこそこのレンズで価格重視という方はデイリーズシリーズを使われている方が結構いるのですが、その中で、ちょっと近くの見え方が気になっているような方にはおすすめの商品です。
レンズの種類を変えることは、見え方はもちろんなんですが、素材との相性のことなどもありますので、スムーズな切り替えができるのではないでしょうか。
遠近の設計について
遠近といってはいますが、レンズの設計に関しては、遠・中・近の全ての距離感に対応ができる度数が分布されています。
そうはいっても、ソフトコンタクトレンズの遠近両用タイプは同時視型といって、全ての距離を切り替えてみることはできません。
メガネなら上半分が遠方度数、下半分が近方度数で視線の切り替えで使うことができますが、これを交代視型といいます。
同時視型のレンズは全体的に見え方にボヤケが生じやすいことがデメリットです。
遠くを見たい時には、近くをラクにするための弱い度数が邪魔をしますし、近くを見たい時も遠くのみるための強い度数が邪魔をします。
いつも眼科でお伝えしているのは、
「1.5の視力と0.5の視力が混ざったらどんな見え方になりそうか想像してみてください」
イメージできますか?
1.5の視力は遠方が十分使いやすい強い度数ですし、0.5の視力は近方がラクに見える弱い度数と思ってください。(数値は極端にいえばという例です)
なんかはっきりしなさそうということはイメージできるのではないでしょうか。
はじめからあまり期待が大きすぎると満足できないことが多々ありますので、
「なんとなく見え方の幅が広がったな」
と思えるくらいが、妥協点であると心得ておくとちょうどいいと思います。
だから、当然遠近両用が初めてという方は、加入度数が小さいところから始めてください。
加入度数というのは、遠方度数にたいしてどれだけ弱い度数を加入するかということなんですが、加入度数が大きければそれだけ視力差も大きくなるので、見え方の鮮明さには欠けるということです。
デイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカルは、加入度数が3パターン用意されています。
遠近両用が初めてという方は、LOからがおすすめですが、どうしても近方の見え方が悪いという方は、やったとしてもMEDまでですね。
HIは実際になかなか合わせることはありませんし、遠近経験者でさらに老眼が進んでしまった時にようやく使うくらいです。
デイリーズアクアマルチフォーカルの口コミから評判を徹底チェック
ここでは、ぼくが眼科でレンズを合わせているときにレンズ使用者から聞いた評判をまとめておきます。
眼科内では見え方が良かったのに実際の生活では良くなかったっていうのはあるあるなことです。
良い口コミ
- 手元のものを遠ざけてしまうクセが減った
- 加入度数が3パターンあるので調整がしやすい
悪い口コミ
- 運転やスポーツ時の遠くの見え方が不満
- デイリーズシリーズは外しにくい
口コミでの評判まとめ
遠近両用を使う醍醐味はやはり、近くの見え方の改善です。
もちろん近視(遠視)用レンズで、遠くの見え方を落とせば近方視の改善はできますが、それでは意味がないという方が遠近両用をテストするわけです。
多くの方が遠方の見え方を維持して、近方の改善を求めて来られるのですが、良い口コミにあるような、手元のものを遠ざけるクセが減ったというのは非常にうれしいコメントですね。
一方悪い口コミでは運転やスポーツ時の遠方視力の不満を感じているケースにあたります。
結局のところ、遠方の見え方が維持できていないと近方の改善があったとしても、総合評価で満足できないというケースにつながってしまいます。
あとは、余談でデイリーズシリーズの外しにくいの件ですね。
ユーザーの方ならご存知だとおもいますが、アルコンのレンズは、レンズ表面がなめらかで装着や使用時はいいのですが、レンズを外す時にこのなめらかさが仇となり、外しにくいといわれる方が一定数います。
確かにデイリーズシリーズは検査員としても外しにくいなと思うことはあります。
ネット通販サイト価格比較
ぼくがおすすめするネット通販サイトの価格比較をしておきましょう。
価格は更新されることがありますので、あくまで目安と思ってください。
30枚1箱 |
3,180円 (送料無料) |
4,010円 (送料540円込) |
4,298円 (送料無料) |
30枚2箱 (1か月) |
6,340円 (送料無料) |
6,960円 (送料無料) |
8,575円 (送料無料) |
30枚4箱 (2か月) |
12,400円 (送料無料) |
13,880円 (送料無料) |
17,050円 (送料無料) |
30枚6箱 (3か月) |
18,480円 (送料無料) |
20,760円 (送料無料) |
25,525円 (送料無料) |
30枚8箱 (4か月) |
27,600円 (送料無料) |
||
購入する | 購入する |
レンズクラスの価格は相当格安だと思います。
遠近両用レンズは特殊レンズなのでクリアコンタクトの価格であっても決して高すぎるというわけではありません。
コンタクトレンズ代はお店によって随分と違いますのが、中身の商品は同じなので、眼科でしっかりと処方してもらったらどこで買うかはしっかりと見極めてあげてくださいね。
さいごに
遠近両用レンズはなかなか評価の難しいレンズです。
というよりも、評価するポイントが多いといった方がいいかもしれません。
他人の口コミは大事ですが、あまりそれに左右されてしまうと変な先入観になってしまいます。
例えば、遠近両用レンズをすごく良いと思っている方から勧められるとすごく期待値があがってしまいますし、遠近両用を使ってみてイマイチだった方から評判を聞いてしまうと試すことすら敬遠してしまったり。
遠近両用レンズは処方成功率は普通のレンズを合わせるより低いです。
ただし、自分にとって使いやすいかどうかは他人の口コミで決まるものでもありません。
生活環境や必要とする見え方はそれぞれで違いますし、満足度もそれぞれで違うはずです。
過度な期待も禁物ですが、試さないでまわりの評判に流されてしまうのも選択肢を狭めてしまうだけなのでもったいないなと思うこともありますので、特に遠近両用が初めてで興味のある方は眼科へ相談してみてください。
あとは、検査員の腕次第ということもありますのでベテランの方にお願いするのもありじゃないかなと思います。
【遠近両用】ワンデーアキュビューモイストマルチフォーカル|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
【遠近両用】ワンデーアキュビューモイストマルチフォーカル|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
ジョンソンエンドジョンソンから発売されたワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルについておすすめのポイントを解説していきたいと思います。
2016年3月に発売された比較的新しいレンズです。
名前のとおりワンデーアキュビューモイストのレンズ素材で遠近両用としているので非シリコーンの分類となります。
今は、シリコーンハイドロゲルの素材でも遠近両用タイプが発売されているので、なぜこのタイミングでと思うかもしれませんが、ワンデーアキュビューモイストからの種類の移行であれば、目に触れる素材は同じなので良いかもしれません。
またネット通販サイトの紹介と価格比較もしますので、ぜひご覧ください。
ワンデーアキュビューマルチフォーカルのおすすめポイント
商品スペックは以下の通りです。
商品名 | ワンデーアキュビューモイスト マルチフォーカル |
種類 | 1day(遠近両用) |
素材 | Etafilcon A(非シリコーン) |
含水率(%) | 58.0 |
酸素透過率(DK/L) | 31.1 |
ベースカーブ(BC) | 8.40 |
度数(P) | +5.00~-9.00 |
加入度数(ADD) | Low(+0.75~+1.25) Mid(+1.50~+1.75) High(+2.00~+2.50) |
直径(DIA) | 14.3 |
中心厚(T) | 0.084 |
ネット通販おすすめ | |
備考 | UVカット機能付 |
基本的にレンズ素材はワンデーアキュビューモイストと変わりません。
乾燥対策としても、モイストと同様に、涙の成分に近い保湿成分が配合されていることと、ジョンソンエンドジョンソン独自のラクリオンテクノロジーという保湿成分と涙を引き寄せる技術でレンズの乾きを防ぐという構造です。
レンズカーブがややタイト気味なのは遠近両用の遠くと近くの度数を安定させるためだと思われます。
レンズサイズが少し大きいのも同様の理由だと思います。
UVカット機能はジョンソンエンドジョンソンの全てのレンズに備わっていますので、コンタクトレンズで紫外線対策を考えている方にもおすすめです。
素材として酸素透過率はアルコンから発売されているデイリーズトータルワン遠近両用(酸素透過率156)には及びませんが、トータルワン遠近両用にはUVカット機能はついていません。
対抗商品としてはボシュロムのバイオトゥルーワンデーマルチフォーカルが挙げられます。
酸素透過率、UVカット機能、レンズの柔らかさなど素材面で類似しているところがありますが、遠近両用レンズの場合は結局のところ遠近の見え方の満足が最大の決め手になるので、このあたりはあくまで参考程度で。
ワンデーアキュビューモイストの使用者はすごく多いので、年齢を重ね遠近両用を検討しているけれども、種類を変えたときのレンズ素材との相性が心配の方には良いんじゃないかなと思います。
遠近の設計について
ワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルはレンズ中心が近用、レンズ周辺部が遠用の累進屈折力レンズです。
度数のつなぎが自然なため、目線の切り替えなども不要な同時視型というタイプになります。
遠用と近用の度数の間には中間距離にも対応できる度数が配置されているので基本的に全ての距離に対応できます。
と、ここまでは公式サイトにも書いてはあるのですが、実際のところは、そううまくはいきません。
眼科検査員として処方していても、遠近両用のソフトコンタクトレンズというのは処方成功率がすごく高いわけではありません。
レンズの中に多くの度数が存在するということは、見え方の鮮明さが失われます。
なんとなく見え方の幅は広がりますが、その見え方の質に満足できるかはその方次第ということです。
毎日長時間の車の運転がある方や、今まで1.5の視力が当たり前という方が遠方の見え方の質が下がって満足できるか?
あとは、もともと先にコンタクトレンズ上に老眼鏡を併用されているような方は、度数の切り替えができているので、遠近両用ソフトコンタクトレンズでその状態までもっていくことはできないうえで満足できるか?
あ、これはワンデーアキュビューマルチフォーカルがっていうことではなく、遠近両用のソフトコンタクトレンズ全般にいえることですのでお間違えのないよう。
ワンデーアキュビューマルチフォーカルは手元に合わせる加入度数が3タイプあります。
遠近が初めての方や、ある程度遠くの見え方を重視したい方は、加入度数Lowから始めましょう。
加入度数Midくらいになってくると意見が割れてくるところですね。
加入度数Lowでの近方に物足りなくなってきた方がMidに進みますが、遠方のボヤケとの勝負となります。
加入度数Lowのまま遠くに合わせている度数を少し下げることも手段としてありますので、どちらも比較してみると良いと思います。
加入度数Highになってくると基本的に近方重視と考えたほうが良いと思います。
車の運転やスポーツするとかとなってくるとちょっとつらいかもしれないです。
1日の単位で切り替えられるのであれば、加入度数を複数持つこともアリです。
例えば普段の仕事はデスクワークという方は、加入度数Mid~Highにしておいて、休日など外出する際は、加入度数Lowにするとかも使い分けだと思います。
実際にぼくはこのような使い分けを提案して合わせたりもしています。
ワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルの口コミから評判を徹底チェック
毎日眼科でレンズを合わせているとリピーターの方からの評判を耳にします。
初めて合わせた時と、実際の生活で使ってみた感想には良かったり悪かったりする意見がありますので少しまとめておきます。
良い口コミ
- 見える幅が広がって職場でメガネの併用をしなくなった
- 長時間使用時の疲れが軽減した
悪い口コミ
- 遠近ともに見え方が中途半端
- 車の運転が怖い
口コミでの評判まとめ
当然ながら遠近の見え方に満足できている方にとっては良いレンズになりますが、同じ見え方でも満足に達しない方には使いにくいレンズなってしまいます。
上の方でも話しましたが、遠近両用のソフトコンタクトレンズは「遠くも近くもはっきり見える」わけではありません。
なんとなく見える幅が広がったことを良しとできるかどうかで評価は分かれてしまいます。
悪い口コミにある、「車の運転が怖い」というのも、この方に車の運転がなかったら満足して使えるかもしれません。
このように、それぞれの生活環境によって同じ見え方でも良いと思うか悪いと思うかは違うという前提で遠近両用レンズは試してもらうと良いと思います。
しつこいですが、これはワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルに限った話ではありません。
ネット通販サイト価格比較
アットスタイルとレンズクラスはほぼ価格は同じで、しかもどちらも送料無料です。
初めての方は1箱から試してみることもできますし、慣れている方はまとめ買いをすると1箱あたりの価格が安くなりますね。
さいごに
今回はジョンソンエンドジョンソンのワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルについて解説しました。
世界、国内シェア第1位のメーカーですから遠近以外で使用されている方も圧倒的に多いと思います。
ぼくの働いているお店でもジョンソンエンドジョンソンのシェアは50%ほどです。
なんでこんなに多いのかなと思われるかもしれませんが、ぼくの印象では「ほどほどに良いレンズ」だからです。
いくら人気があっても商品がダメならそのうち衰退していきますが、ジョンソンエンドジョンソンのシェアっていうのは全然落ちていきません。
それは単純に多くの方が満足できるレンズだからではないでしょうか。
遠近両用の話になれば単純なことではないのですが、メーカーの実績からも試してみる価値はあると思います。
デイリーズトータルワン遠近両用|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
デイリーズトータルワン遠近両用|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
アルコンから発売されたデイリーズトータルワン遠近両用について紹介していきたいと思います。
2017年7月に発売された、シリコーンハイドロゲルのワンデータイプでは初の遠近両用レンズです。
シリコーン素材の遠近両用は2週間交換型では、アルコン、ボシュロム、メニコンから既に発売されていますが、ワンデータイプはいつも後発になります。
ぼくは眼科検査員をしていますが、近視用のデイリーズトータルワンが発売されたとき(2014年10月)には、素材のすごさに衝撃を受けましたが、まさかこんなに早く遠近両用がでてくるとは思いませんでした。
また、ネット通販での購入を考えている方に、通販サイトの価格比較もしています。
現在のところあまり多くの通販サイトでは取り扱いがありませんので要チェックです。
デイリーズトータルワン遠近両用のおすすめポイント
商品スペックは以下の通りです。
商品名 | デイリーズトータルワン遠近両用 |
種類 | 1day |
素材 | Nesofilcon A(シリコーン) |
含水率(%) | 33.0 |
酸素透過率(DK/L) | 156.0 |
ベースカーブ(BC) | 8.50 |
度数(P) | +5.00~-10.00 |
加入度数(ADD) | LO(最大+1.25) MED(最大+2.00) HI(最大+2.50) |
直径(DIA) | 14.1 |
中心厚(T) | 0.09 |
ネット通販おすすめ |
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備考 | ウォーターグラディエントテクノロジー |
おすすめポイントを一言で言えば、すごく贅沢な素材のレンズということです。
酸素透過率も圧倒的に高く、素材の柔らかさは装用感の良さにつながりますし、アルコンの2週間交換型エアオプティクスアクア遠近両用と同じ遠近デザインなので実績もあります。
遠近の設計について
デイリーズトータルワン遠近両用の遠近デザインは、レンズ中心に近用度数を配置し、周辺に向かって、中間距離、遠くを見る度数が累進で配置されています。
中心の近用度数に設定できる加入度数は3種類ありますので、遠近両用が初めての方は、加入度数LOから選ぶと良いでしょう。
老眼の進行具合にあわせてMED、HIと加入度数をすすめていきます。
遠近両用の種類によっては、加入度数のパターンが1~3パターンと差があるのですが、デイリーズトータルワン遠近両用は3パターンの加入度数があり、年齢とともに進む手元の見え方の調整も比較的やりやすくなります。
アルコンの遠近両用レンズは、
- デイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカル
- エアオプティクスアクア遠近両用
と、デイリーズトータルワン遠近両用より先に発売されているレンズがありますが、遠近の度数の入り方や加入度数のパターンは同じなので、現在これらの商品を使っている方にとって、レンズ素材のグレードアップをするのも、見え方の問題は起こりにくいのではないでしょうか。
レンズ素材について
レンズの素材については、おすすめのポイントしかないくらいです。
まずは酸素透過率ですが、ワンデータイプかつ遠近両用というカテゴリーならシリコーンハイドロゲル素材のレンズはデイリーズトータルワン遠近両用のみなので、他の遠近両用レンズと比較したときにその差は歴然です。
商品名 | 酸素透過率 |
デイリーズトータルワン遠近両用 | 156 |
ワンデーピュアマルチステージ | 42.9 |
バイオトゥルーワンデーマルチフォーカル | 42 |
しかしシリコーン素材のレンズは素材が硬くなってしまうといった弱点があります。
ですが、デイリーズトータルワン遠近両用は、ウォーターグラディエントテクノロジーという、シリコーンの酸素透過の高い素材部分をレンズコアに配置し、レンズ表面は約80%の水分で包み込む技術を採用しています。
これによって、酸素透過の高さと、直に目に触れるレンズ表面の柔らかさを兼ね備えたレンズとなっています。
検査員として現場で合わせていても、装着感や、長時間使用の評判は非常に良く、近視用のデイリーズトータルワン使用者の方からも非常に良い評価があります。
ぼくも近視用のデイリーズトータルワンを使ったことがありますが、装用直後の違和感のなさは感動ものです。
度数も幅広い
おすすめのポイントとして、遠視から近視までの製作度数範囲が広いことも挙げられるかとおもいます。
遠視度数はだいたいどのメーカーも+5.00まで製作されていますが、近視度数に関しては-9.00までしかないレンズもあります。
(ワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルやバイオトゥルーワンデーマルチフォーカル)
デイリーズトータルワン遠近両用は-10.00まで対応できるのは近視の強い方にとって魅力ですよね。
ちなみにぼくは-9.50を使用しているので、助かります。
デイリーズトータルワン遠近両用の口コミから評判を徹底チェック
ぼくが眼科で直接レンズを合わせたときの、評判をまとめておきます。
発売からあまり期間が経っていませんが、最近ではリピーターの方もチラホラ来られますので、その場の印象だけでなく実際に利用した方からの反応も聞く機会がありました。
良い口コミ
- 遠方も近方も比較的見え方が安定している
- 装用感が良いのと、長時間使用でも乾燥の影響が少ない
悪い口コミ
- 加入度数をやりすぎると遠方のボヤケが強い
- 日常使用にはコストがかかる
口コミでの評判まとめ
近視用でのトータルワンの評価というのは、非常に高く、その素材を使った遠近両用タイプのレンズなので、装用感、使用感で悪い評価をされる方はほぼいません。
しかし、遠近両用タイプのレンズはやはり遠近の見え方の満足度が高くなければ意味がありません。
良い口コミにあるように、遠近の見え方が安定しているという方もいれば、悪い口コミのような遠方のボヤケを感じてしまう方もいることは、ある程度仕方がないことではあります。
ぼくが実際に感じるのは、加入度数LOWくらいで合わせられる方は、比較的全体の見え方の満足が高いですね。
やはり、より手元に合わせにいく、加入度数MEDやHIGHは遠方のボヤケを感じやすくなります。
というか、HIGHを合わせるときは、遠方の満足は無理と伝えるくらいで臨んでいます。
なので、見え方の評価をするのは加入度数によって異なってくることも事前に理解しておくほうが良いのではないでしょうか。
ネット通販サイト価格比較
安いレンズ(30枚1箱)
両眼 | レンズ代 | 1箱あたり | 送料 | 手数料 | 合計金額 | |
1箱 | 4,990円 | 999円 | 225円 | 6,214円 | ||
2箱 | 1か月 | 9,980円 | 4,990円 | 999円 | 449円 | 11,428円 |
4箱 | 2か月 | 19,960円 | 4,990円 | 無料 | 898円 | 20,858円 |
6箱 | 3か月 | 29,940円 | 4,990円 | 無料 | 1,347円 | 31,287円 |
8箱 | 4か月 | 39,040円 | 4,980円 | 無料 | 1,757円 | 40,797円 |
海外発送ですが、4箱以上で送料無料です。
そのかわり、1箱あたりに手数料が上乗せされます。
レンズラボ
両眼 | レンズ代 | 1箱あたり | 送料 | 合計金額 | |
30枚1箱 | 4,780円 | 無料 | 4,780円 | ||
30枚2箱 | 1か月 | 9,480円 | 4,740円 | 無料 | 9,480円 |
30枚4箱 | 2か月 | 18,880円 | 4,720円 | 無料 | 18,880円 |
90枚2箱 | 3か月 | 27,800円 | 4,633円 | 無料 | 27,800円 |
90枚4箱 | 6か月 | 55,520円 | 4,626円 | 無料 | 55,520円 |
こちらも海外発送ですが価格と送料無料が魅力です。
取り寄せで納期が少しかかりそうですが急がない方には良いかと思います。
さいごに
アルコンのデイリーズトータルワン遠近両用について解説してきました。
遠近両用レンズはユーザーの評価も分かれやすく、読んだだけではどんな見え方になるかイメージはつかみにくいかもしれません。
デイリーズトータルワン遠近両用は新しいレンズですが、遠近デザインはアルコンの古いレンズから踏襲されているので比較的多くの方に評価をもらっている実績のあるデザインです。
それに加えて素材の良さはダントツですので、遠近両用レンズで迷われている方にはおすすめですよ。