検査員からみるバイオトゥルーワンデーの評判、ネット通販価格など


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検査員からみるバイオトゥルーワンデーの評判、ネット通販価格など

今回はボシュロムから発売されている1日使い捨てコンタクト

 

「バイオトゥルーワンデー」について解説していきたいと思います。

 

現在は、ワンデータイプのレンズもシリコーンハイドロゲル素材が増えてきており、バイオトゥルーワンデーは非シリコーンの分類になるのですが、レンズを合わせているとなかなか評判のいいレンズなのでおすすめです。

 

メダリストワンデープラス/
バイオトゥルーワンデー

ボシュロムからワンデータイプのレンズとしては、

 

「メダリストワンデープラス」

「メダリストワンデープラス乱視用」

 

以上の2つが先に発売されており、バイオトゥルーワンデーは乱視用レンズは製造されていませんので、メダリストワンデープラスを使用されている方にはレンズのグレードアップを勧めています。

 

  メダリストワンデー  バイオトゥルー  
素材 ハイドロゲル ハイパージェル
酸素透過率 26.4 42
UVカット なし あり
含水率 59% 78%
ベースカーブ 8.6 8.6
度数 +5.00~
-9.00
+6.00~
-9.00
直径 14.2 14.2

 

このように並べてみると、ボシュロム製品ですが色々とスペックが違うことが分かると思います。

 

以下には注目するポイントについて比較、解説をしていきます。

酸素透過率

どちらのレンズもシリコーンを含まない素材となるため、酸素透過率はあまり高くありません。

 

この数値だけなら、シリコーン素材の「デイリーズトータルワン」や「ワンデーアキュビューオアシス」が圧倒的に高い数値です。

口コミの良いワンデーアキュビューオアシスVSデイリーズトータルワン徹底比較
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しかし、バイオトゥルーワンデーは酸素流量率93%を謳っています。

 

酸素流量率とは、裸眼時を100%としたときのコンタクトレンズがどのくらい酸素を瞳に届けてくれるかの数値です。

 

この数値で比べると「デイリーズトータルワン」や「ワンデーアキュビューオアシス」であっても98%となるため、酸素透過率ほどの圧倒感はなくなりますよね。

 

メダリストワンデープラスではちょっとこの部分ではいい話をすることができませんが、バイオトゥルーワンデーなら非シリコーン素材ですが十分おすすめすることができます。

 

含水率

ここも注目ポイントとなります。

 

メダリストワンデープラスの59%というのも高含水レンズの部類に入り柔らかい素材となりますが、バイオトゥルーワンデーの78%というのは他のレンズをみても非常に高い数値です。

 

一般的に高含水レンズというのは、装用時にはその水分量の多さで快適に感じやすいのですが、水分が抜けていけばしぼんで硬くなってしまいます。

 

シリコーン素材のレンズは多くても50%付近の数値はありますが、ほとんどが40%前後の低含水レンズと呼ばれるのですが、装用時にやや硬さを感じやすいですが乾燥したときのレンズ変形が少ないとされています。

 

結局のところ、高含水レンズでも低含水レンズでも、一長一短があるわけなんですが、バイオトゥルーワンデーは超高含水レンズでありながらレンズ表面を独自の素材技術で潤いの表層を形成し、レンズの乾燥を防いでくれます。

 

まあ、そんなことをいっても乾燥における症状の現れ方は個人差になってしまうのですが、個人的な装用テストの感覚でも高含水レンズの長時間使用時の乾燥による不快感は少なかったです。

 

また、何人もバイオトゥルーワンデーは合わせてきていますが、乾燥感がひどくなったという声はあまり聞いたことがありません。

 

素材について

素材についても、メダリストワンデープラスについては凡庸というかあまり特別な点はなく、昔の素材という感じになってしまいますが、バイオトゥルーワンデーは違います。

 

話が難しくなってしまうのですが、バイオトゥルーワンデーにおいては、ハイパージェルという独自素材ということなんです。

 

似たレンズでクーパービジョンから発売されているプロクリアワンデーというのもあるので独自かと言われると疑問もありますが。

 

どちらも生態模倣技術を取り入れた素材ということです。

 

字面をみればなんかカラダに良さそうとイメージできると思いますが、簡単に言うとレンズの分子構造を人体と近づけるほどに細かくする技術、ということです。

 

どうやら、そうすることで涙の蒸発が防がれるようなんですね。

 

ちなみに過去に紹介した2週間使い捨てレンズの「アクアロックス」もこの技術が含まれています。

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この技術の為、含水率78%というシリコーンレンズにはできない柔らかいレンズができているということなんでしょう。

 

シリコーンレンズが苦手な方におすすめ

以上のことからバイオトゥルーワンデーはわりと独自路線のレンズであることが分かると思います。

 

そうはいっても現在主力となってきているシリコーンハイドロゲルレンズの酸素透過率を気にされる方は、「デイリーズトータルワン」や「ワンデーアキュビューオアシス」を選択されるといいと思います。

 

しかし、シリコーンハイドロゲルレンズの弱点である、素材の硬さが苦手という方には、非シリコーン素材として一番におすすめできるのは「バイオトゥルーワンデー」になるかと思います。

 

ネット通販で価格を比較

レンズの特徴以外だと気になるのは価格ですよね。

 

いつもぼくがおすすめしているネット通販のお店で価格を比較していきます。

2017年8月現在

バイオトゥルー 30枚 1,980円 詳細を見る
メダリストワンデー 30枚 1,480円 詳細を見る
トータルワン 30枚 3,025円 詳細を見る
ワンデーオアシス 30枚 2,680円 詳細を見る

 

30枚1箱の価格なので両眼1ヶ月分なら2箱必要です。

両眼2ヶ月分なら4箱といった感じです。

 

価格を見てもシリコーン素材よりは少し安く購入することができるのではないでしょうか。

 

さいごに

今回はボシュロムの1日使い捨てコンタクトについてお話をしました。

 

ボシュロムユーザーの方や、シリコーン素材のレンズが苦手な方におすすめできる非シリコーン素材のレンズがバイオトゥルワンデーなので、気になる方一度チェックしてみてください。