検査員がおすすめするカラコンの安全な選び方、通販サイト
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検査員がおすすめするカラコンの安全な選び方、通販サイト
普段は眼科で検査などをしているのですが、カラコンの問い合わせは毎日のようにあります。
もちろん購入目的の方もいますが、安全性のことや、どんなレンズを選んだらいいのかを聞いて帰られる方もチラホラ。
カラコンの使用における目のトラブルはよく聞くのですが、それでも使いたいという方が多いのも事実です。
「普段の瞳の印象を華やかにしたい」
「週末は気分を変えてカラコンにしたい」
「ハロウィン、クリスマスなどイベント時に」
「コスプレするんだけど」
今や、普段使いからスポット使用まで様々なニーズがカラコンにはあります。
今回は、カラコンについて、安全な選び方を説明していきたいと思います。
カラコンは安全?危険?
カラコンとは
まずはカラコンの定義をしておかなければいけませんが、ぼくが今回ここでお話しするカラコンとは、
- カラーコンタクトレンズ
- サークルレンズ
以上のことを含めます。
カラーコンタクトレンズは瞳の色全体を変えるレンズ、サークルレンズは瞳の輪郭を強調させるレンズと分けて考えています。
ここではひとまとめにして「カラコン」と呼ばせてもらいます。
安全なレンズとは?
ひとまず安全なカラコンというのは透明(クリア)レンズと同様、高度管理医療機器として厚生労働省から「医療機器承認番号」を認可されているかがポイントです。
国の審査ですから一通りの厳しい審査を受けています。
また認可を受けたカラコンを取り扱うお店が、高度管理医療機器等販売業者であるかどうかも注目すべき点ですね。
やはり取り扱い店舗が不透明な業者では安全というか安心できません。
危険なレンズとは?
やはり、国の認可を通っていないようなレンズは危険だと思われます。
各レンズには、基本的に医療機器承認番号が記載されているはずですので、万が一それがないというようなことがあればやめておきましょう。
まあ、現在ではカラコンは厚生労働省の承認が必須になっているのであまりおかしなレンズは見かけなくなりましたが、海外からの個人輸入品などは注意が必要かと。
また、国民生活センターが平成26年に発表した、カラコンの安全性のテストによれば、国の承認がとれたレンズでも台湾製、韓国製は調査に引っかかりやすかったという報告もあります。
比較的安全だろうというレンズは、欧米製のレンズ。
やはり医療機器となると日本よりも欧米の方が先進なんだなーと思わされます。
結局は使い方次第なんですが…
レンズの安全性の基準として上では承認番号がどうとかいいましたが、結局のところは使用者の使い方次第なのではないかなと検査員のぼくは思うわけです。
透明(クリア)レンズでもトラブルを起こす人はいます。
どちらも目に異物を入れて使っていて、瞬きのたびに摩擦が起こるわけですからね。
本当に危険だと思うのは、オシャレ目的でカラコンを使う方なんじゃないかなと。
コンタクトレンズ使用が矯正目的の方って、必ず初めは眼科へ行ってると思います。
そこでアレコレ、使い方や危険性などの取り扱い説明をうけているはずです。
しかし、いきなりカラコンから使う方、もっと言えば度なしの方はいきなりネット購入しているケースが多いです。
というのも、ぼくの経験上では、度なしでカラコンを使っていて、近視などが進んで眼科へ来る方が結構いるんですが、そういった方は本当に何の知識もなくカラコンを使っていたと言われます。
そりゃトラブル率も高くなりますよね。
じゃあどんなカラコンを選んだらいいのか
正直、現在店頭や、通販サイトで取り扱われているようなレンズなら先ほどお伝えした国の承認を得られているレンズであることを確認すればどれでもいいと思います。
なんていうとここで終わってしまいますので、少しこだわってみたいと思います。
欧米製のレンズ
やはりレンズの質などを考えると国民生活センターの報告どおり、欧米製のものがいいんじゃないかと思います。
ちなみにぼくは国民生活センターの報告を100%信じているわけでもありません。
各製造メーカーだって言い分はあるでしょうし、何より国の承認を得ているわけですから。
ぼくが思う欧米製がいいというのは、やはり透明(クリア)レンズで実績があるからということです。
ちなみに欧米製というのは、
- ジョンソンエンドジョンソン
- アルコン
- ボシュロム
以上3メーカーのことです。
国内シェアの上から4つまでに入るメーカー達です。
商品名だと、
- ワンデーアキュビューディファインモイスト
- フレッシュルックデイリーズ
- フレッシュルックデイリーズイルミネート
- ナチュレール
- スターリー
ワンデータイプのレンズ
これはカラコンだからというわけではあるようでないようなところなんですが、レンズの酸素透過率とかを考えるとカラコン全般にレンズの質があまりよくはありません。
例えば、上で挙げた、ワンデーアキュビューディファインモイストがカラコンでは一番の酸素透過率を誇りますが、その数値は33.3というものです。
今現在ワンデータイプで一番の酸素透過率をもっているのがアルコンのデイリーズトータルワン(透明レンズ)なんですが、その数値は156とディファインの4倍以上も違います。
2ウィークやマンスリータイプのカラコンもありますが、ケアをしていてもそれが不十分だったりすれば目のトラブルのもととなりますので少なくともレンズタイプはワンデータイプがいいと思います。
でも色の好みがない場合もあるじゃない
そういう方もいると思います。
実際に有名人がモデルになっていたり、プロデュースしているレンズは上記のメーカー以外にぼくでも把握しきれないほどあります。
なので、好きな色が上記のメーカー以外のときは、しっかりと確認をしてください。
確認事項は、
- 国の承認を得ているか
- ○○製
- ワンデータイプかどうか
上記3点を踏まえて、それで買うかどうかはあなたの判断次第です。
おすすめの通販サイト
それでは、ここからはおすすめの通販サイトを紹介していきます。
アットスタイル
アットスタイルは国内発送の大手メーカーを中心に取り扱いをしている通販サイトです。
- ワンデーアキュビューディファインモイスト
- フレッシュルックデイリーズ
- フレッシュルックデイリーズイルミネート
- エバーカラーワンデー
- ネオサイトワンデーリングUV
- アイコフレ
- エルコンワンデーPOP
- アーティラル
- ビーハートビーワンデー
- ルースシフォン
などがありますので、ディファインやフレッシュルックデイリーズなどは格安の値段です。
BeGIRL ビガール
カラコン全品送料無料の通販サイトです。
アットスタイルにはないカラコンが多数取り扱いがあります。
最短翌日発送や週末ポイント10倍やクーポンプレゼントなどのキャンペーンもあります。
ディファインが取り扱いがないので、それ以外の色が好みの方は色んなカラコンがみれます。
MORECONTACT モアコンタクト
ビガールと同様にカラコン専門の通販サイトで品揃えは国内最大級を誇ります。
サイト内の検索もしやすく、早ければ即日発送の商品もあります。
さいごに
今回はカラコンについて、眼科検査員の立場からみてお話をさせてもらいました。
ぼくの考えでは、カラコンで目のトラブルが多いといわれているのは、レンズそのものが悪いというよりも、ユーザーのコンタクトレンズに対しての安全性の意識が透明(クリア)レンズを使っている方よりも低いというところにあるんじゃないかなと思っています。
もちろん、そうでない方もいるでしょうが、レンズの質がいいわけでもないので、最低限ワンデータイプで正しく使うことが安全への確率は高いと思います。
そして、定期的な眼科受診は忘れずに行ってくださいね。