【ソフト編】ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの比較、どっちがおすすめか


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【ソフト編】ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの比較、どっちがおすすめか

ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの比較をしています。

 

ハードコンタクトレンズの話が長くなってしまいましたのでページを分けました。

 

【ハード編】ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの比較、どっちがおすすめか
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それではソフトコンタクトレンズについて説明していきます。

 

コンタクトレンズの種類

現在、存在するコンタクトレンズの種類は以下の通りです。

大きく分ければ、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズに分類されるわけですが、ソフトコンタクトレンズには色んな呼び方というかタイプがあります。

 

 

ソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズにはその中にタイプがいくつかあります。

 

長期型ソフトコンタクトレンズ

長期型ソフトコンタクトレンズ(コンベンショナルレンズ)は、ソフトコンタクトレンズが初めて世間にでてきたときからあるものです。

 

名前の通り、期間の縛りがなく、自分がダメだと思ったときや、トラブルがあったときが買い替え時になります。

 

一応の目安としては1~2年くらいで買い換えると良いと思います。

 

長期型のソフトコンタクトレンズは現在一番、使用者が少なくなっているレンズタイプです。

 

なぜなら、そのほとんどがこの後説明する、瀕回交換型、使い捨てソフトコンタクトレンズにシェアを奪われているからです。

 

ハードコンタクトレンズよりも割合は低いといわれています。

 

最大のデメリットは衛生面に弱いことです。

 

ハードコンタクトレンズも長期型に分類されますが、ハードは素材が水分を含まないため表面をキレイにしていればいいのですが、ソフトコンタクトレンズは素材が水分を含み、レンズの中まで汚れがたまってしまうことからハードよりも衛生面で劣ります。

 

そして2週間交換型や1日使い捨てレンズが出てきたことで、このデメリットを解消することができるため、そのシェアはどんどん下がっています。

 

実際に、長期型ソフトコンタクトレンズの取り扱いメーカーも減っています。

 

大手メーカーである、ボシュロムやアルコンも随分前から長期型ソフトコンタクトレンズの取り扱いがなくなっています。

 

瀕回交換/使い捨てソフトコンタクトレンズ

瀕回交換とは、2週間や1ヶ月など、決まった期間ケアをしながら管理をして、期間が終了したら新しいレンズに交換するタイプのレンズのことです。

 

定期交換型ともいいますね。

 

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よく聞く「使い捨てコンタクトレンズ」というのは、厳密にいえばワンデータイプのことです。

 

ワンデータイプのレンズは、一度目から外したレンズを再度装用することが認められていません。

 

一回使い切り、これが本当の使い捨てレンズなのです。

 

まあこのあたりをひっくるめて「使い捨てレンズ」といいます。

 

分類が微妙なのが、3ヶ月とか6ヶ月などの交換型レンズも存在しているのですが、長期型と違い、期間が定まっているものは定期交換型になるのかなと思います。

 

ソフトコンタクトレンズのメリット

ソフトコンタクトレンズのメリットは以下の通りです。

 

  • 初めてからでも装用感が良い
  • スポーツ向き
  • 酸素透過性も高くなっている

 

初めてからでも装用感が良い

ハードコンタクトレンズの説明から書いているので、ハードのデメリットをひっくり返したのがソフトのメリットになるわけで、少し自分の頭の中が混乱しています。

 

ソフトコンタクトレンズの最大のメリットは装用感の良さといえます。

 

コンタクトレンズが初めてという方や、自分の子供にコンタクトレンズをと考えている親御さんへの説明のときもこのあたりの特徴と衛生面の観点から、1日使い捨てレンズをおすすめするくらいです。

 

スポーツ向き

ハードコンタクトレンズと比べ、レンズが外れにくいというメリットからスポーツ向き(部活とか)と言えます。

 

日常使用の方なら、1日使い捨てでもいいですし、2週間交換型でもいいと思います。

 

ハードコンタクトレンズを使っている方や、普段はメガネだけどスポーツのときだけコンタクトレンズをという方には、1日使い捨てをおすすめします。

 

酸素透過性が高くなっている

今現在、新商品がでるとしたら、ほぼワンデーか2ウィークタイプのレンズです。

 

そして当然、レンズ素材もどんどん良くなってきています。

 

ソフトコンタクトレンズでは大きく2種類の素材があり、新素材シリコーンハイドロゲル素材はハードコンタクトレンズ並みかそれ以上の酸素透過性があります。

 

かつて、旧素材(非シリコーン)のソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズでは圧倒的にハードの方が酸素透過性が高いということがありましたが、いまやその問題は解消されています。

 

1日使い捨てソフトコンタクトレンズで新素材シリコーンハイドロゲル素材であれば、酸素透過性もレンズの衛生面でも今一番の使い方であると言えますね。

 

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ソフトコンタクトレンズのデメリット

ワンデーでシリコーン素材を選択していれば、ほぼデメリットというものはないんじゃないかなと思いますが、あえてデメリットを挙げるとすれば見え方の質かなと思います。

 

ハードとソフトコンタクトレンズ両方の経験がある方には、この差を感じるという評価に至ることがあります。

 

乱視のことだったり、遠近両用のことでソフトコンタクトレンズよりハードコンタクトレンズの方が見え方の質が良かったりすることはありますので、このあたりのこだわりがある場合は、ハードコンタクトレンズにチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。

 

ソフトコンタクトレンズのタイプのなかであれば、やはり今からなら長期型のレンズの選択は控えた方が良いと思います。

 

当然交換サイクルが短いほうが衛生面のトラブルの確率は下がりますので、やはりワンデータイプか、せめて2ウィークタイプなどにしておく方が良いと思います。

 

乾燥に関しても、長く使うレンズほどレンズの水濡れが悪くなりますので、ソフトコンタクトレンズのなかで、乾燥に困っている場合にはより交換サイクルの短いものを選びましょう。

 

それでも乾燥に関しては、対策なしでどうにかなる問題ではありませんので事前の予防が大切になります。

 

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さいごに

以上が、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの比較になります。

 

実際に、何がおすすめになるかは、一人ひとりお話を聞いてみないとわからないものなんですが、種類などを迷われている方が、眼科へ行っていきなりこんな説明をきいても訳わかんないかもしれません。

 

なので、ある程度でいいので幅広く知識を持っておくことで、検査員の方との話もスムーズになると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。