【徹底比較】ワンデーアキュビュー/モイスト/ディファイン/トゥルーアイ/オアシス
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【徹底比較】ワンデーアキュビュー/モイスト/ディファイン/トゥルーアイ/オアシス
使い捨てコンタクトレンズを使っている人で知らない人はいないといっても過言ではないレンズメーカーのジョンソンエンドジョンソン。
世界、国内トップシェアですから、ぼくの店でも使い捨てレンズの約半数はジョンソンエンドジョンソンのユーザーです。
言葉としてもっと有名なのは「アキュビュー」かもしれません。
まあとにかく有名ではあるのですが、意外と多くの方がレンズの特徴の違いを理解していないようです。
そこで今回は、アキュビューシリーズのワンデータイプのレンズの違いについて、比較、解説をしていきたいと思います。
ワンデーアキュビューシリーズ
ワンデーアキュビューには以下の名前がついています。
- ワンデーアキュビューモイスト(乱視用も)
- ワンデーアキュビューディファインモイスト
- ワンデーアキュビュートゥルーアイ
- ワンデーアキュビューオアシス
古い順に並べていきましたが、ワンデーアキュビューモイストも今でもバリバリ現役で売れている商品です。
ワンデーアキュビューディファインモイストは国内初めてのサークルレンズです。
ワンデーアキュビュートゥルーアイは国内初めてのシリコーンハイドロゲル素材です。
ワンデーアキュビューオアシスはワンデーシリコン素材の後発のレンズで今CMでも話題になっている商品ですね。
それではレンズの比較をしていきたいと思いますが、まずは2つに分類しておきたいと思います。
素材の違い
ソフトコンタクトレンズの素材は、現在大きく分けて2つ存在しています。
新素材といわれるのがシリコーンハイドロゲル素材。
旧素材はハイドロゲル素材。
シリコーンハイドロゲル素材の特徴は高い酸素透過性。
旧素材の約4倍は酸素を通します。
酸素透過は使用者には実感することができない感覚になるのですが、目の安全性から考えるとやはりこの数値は高い方がいいわけです。
そういった観点から、4つのワンデーアキュビューを分類すると、
旧素材(ハイドロゲル)
- ワンデーアキュビューモイスト(乱視用も)
- ワンデーアキュビューディファインモイスト
新素材(シリコーンハイドロゲル)
- ワンデーアキュビュートゥルーアイ
- ワンデーアキュビューオアシス
で分けることができます。
モイスト/ディファイン
モイスト | ディファイン | |
素材 | ハイドロゲル | |
酸素透過率 | 33.3 | 33.3 |
UVカット | あり | あり |
含水率 | 58% | 58% |
ベースカーブ | 9.0/※8.5 | 8.5 |
度数 | +5.00~ -12.00 |
+1.00~ -9.00 |
直径 | 14.2 | 14.2 |
※8.5には+0.50~+5.00は製造なし。
並べてみれば分かると思いますが、この2つの商品については素材とレンズデザインは全く一緒です。
少し語弊がありますが、モイストのベースカーブ8.5と全く一緒なんですね。
ディファインはサークルレンズなので、少しレンズの動きをタイトにするためにベースカーブ8.5に設定されていると思われます。
レンズの製造度数もディファインの方がやや狭いですね。
ディファインで度数が足りない方は、シードのアイコフレがおすすめです。(+2.00~-12.00まであり)
どちらも同じ物のため、レンズハンドリングなんかは差を感じることはありません。
含水率も多く、薄型レンズなので非常に装用感は得られやすいレンズです。
このせいもあって、このあとに紹介する上位レンズ、トゥルーアイなどに切り替えができない方もいます。
ディファインは主に女性向けなんですが、男性が買われることもたびたびあります。
ディファインは2017年8月現在で6色展開しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
どちらもレンズもワンデーアキュビュー(ディファイン)に「モイスト」がくっついた名前なんですが、もともとワンデーアキュビュー(ディファイン)という商品が出た後に、レンズ素材そのままで保存液に潤いを加えた「モイスト」が追加された商品です。
保存液の違いで違和感を覚えられる方もごくまれにいますが、レンズそのものは同じということです。
トゥルーアイ/オアシス
トゥルーアイ | オアシス | |
素材 | シリコーンハイドロゲル | |
酸素透過率 | 118 | 121 |
UVカット | あり | あり |
含水率 | 46% | 38% |
ベースカーブ | 9.0/※8.5 | 9.0/※8.5 |
度数 | +5.00~ -12.00 |
-0.50~ -12.00 |
直径 | 14.2 | 14.3 |
※8.5には+0.50~+5.00は製造なし。
この2つの商品に関してはレンズデザインから変わってきます。
しかしどちらもシリコーンハイドロゲルレンズなので、モイストなどと比較して酸素透過性はバツグンに高く、含水率に関しては非常に少ない数値です。
シリコーンハイドロゲル素材は、その性質上、素材が多くなるほど酸素透過性があがります。
そのため、ワンデーに限らずシリコーンハイドロゲルレンズの素材は低含水レンズが多くなります。
しかし、それはレンズが硬くなってしまうというデメリットがあります。
実際に、モイストからトゥルーアイへの切り替えにおいては装用の違和感から変更に至らないケースはボチボチありました。
そこで今一番の新商品ワンデーアキュビューモイストは、レンズ摩擦の軽減、素材が乾きにくくなる工夫をすることでより装用感が向上するれレンズデザインを作ってきたんですね。
店でもそこそこ出るようになってきましたが、フィッティング時の失敗は少ないです。
おすすめは?
じゃあどれがオススメかと言えば、はっきりとワンデーアキュビューオアシスと言います。
しかしこれにも流れがあります。
今現在、ワンデーアキュビューモイストを使用されている方で、新素材の切り替えを考えているようならオアシスをテストしてみると良いと思います。
すでにトゥルーアイを使用されていて、装用感にお困りがなければそのままでも良いと思います。
トゥルーアイとオアシスの酸素透過率の差はわずか3なので性能差をそこまで気にしなくてもいいかもしれません。
ワンデーアキュビューディファインモイストについては、今現在他メーカーをみても、シリコーンハイドロゲル素材のサークルレンズがありませんので、6色の中から好きな色を選んであげてください。
ぼくがおすすめしているネット通販のお店だと金額的には以下のようになります。
※2017年8月現在
モイスト | 30枚 | 1,880円 | 詳細を見る |
ディファイン | 30枚 | 2,300円 | 詳細を見る |
トゥルーアイ | 30枚 | 2,090円 | 詳細を見る |
オアシス | 30枚 | 2,680円 | 詳細を見る |
30枚入り1箱なので、両眼なら2箱で1ヶ月分となり、
6箱で3ヶ月分となります。
さいごに
今回は世界、国内トップシェアのジョンソンエンドジョンソンのワンデーアキュビューについてお話しました。
より良いレンズがドンドンでてきていますので、特にワンデーアキュビューモイストのユーザーの方は新商品の切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。